初めてのリボ払い!分割払いとの違いと上手な活用法

クレジットカードの使ったお金は、一括払い、分割払い、リボ払いなど様々な形で支払うことができます。この中でも、特にどういう仕組みなのかわかりにくいのが「リボ払い」です。そこで今回は、リボ払いとはどんなシステムなのか、分割払いと何が違うのか、上手に使いこなす方法は何かを徹底解説します!

AD

リボ払いってそもそも何?分割払いと何が違うの?

「リボ払いって、よく耳にするけど一体どんな支払い方法なんだろう」と気になる方は多いです。TVなどではなんとなく危険と言われますが、ここではリボ払いの基本的な仕組みや、分割払いとの違いをお話ししましょう。

リボ払い=リボルビング払いと分割払いの違い

リボ払いの「リボ」は、リボルビングの略です。リボルビングには「回転」という意味があり、リボ払いは月々一定の金額を、クレジットカードに返済するのが特徴です。分割払いは1回の買い物につき、2回払い〜24回払いなど返済回数を決められますが、リボ払いはその月の買い物に関わらず、返済金額は固定されます。

リボ払いには月々の支払いに「金利手数料」が含まれる

リボ払いは、分割払いと同じで「クレジットカード会社にお金を間借りしている」という状態です。そのため、月々の支払いには金利手数料が含まれます。金利は多くが「年利15.0%」に設定されており、支払い残額=リボ払いをした後に残っている返済額が多く、返済に時間がかかるほど手数料も高くなります。この特徴が、リボ払いって実は怖いと言われる理由です。

2つのリボ払い「残高スライド方式」「定額払い方式」

リボ払いには大きく2つの方式があります。「定額払い方式」と「残高スライド方式」です。それぞれのどんな違いがあるのか、ここで見てみましょう。

AD

オーソドックスな「定額払い方式」

「定額払い方式」は、リボ払いのオーソドックスな支払い方法です。月々の利用額、返済残高に限らず、皆さんが設定した金額を常に支払うこととなります。毎月のクレジットカードの支払いを一定化できるので、家計の管理がしやすいのが特徴です。

AD

返済残高で支払い金額が変わる「残高スライド方式」

「残高スライド方式」は、返済残高がいくらあるかによって、支払い金額も変動するという方式です。例えば「返済残高が10万円以上なら3万円、10万円未満なら2万円返済する」という感じです。返済残高に応じて支払額が変化するので、「しまった!気づいたらこんなに返済残高がたまってる!」というトラブルを防ぎやすくなります。

2つのリボ払い「残高スライド方式」「定額払い方式」

多くのTV、雑誌などのメディアでは「リボ払いは危険」と伝えられます。それは月々の支払い額が一定なので、買い物で使うお金がわかりにくくなり、結果として返済残高と金利手数料で「カード破産」してしまう人がいるから。ですがリボ払いをちゃんと使えば、さまざまなメリットを得ることもできます。

ここからは、そんなリボ払いの上手な使い方を伝授しちゃいます!

リボ払いのメリットは「家計の管理が楽」であること

リボ払いのメリットってなに?と聞かれた時、真っ先に思い浮かぶのは「家計管理がとても楽」という言葉につきます。私たちは毎月、さまざまなことにお金を使います。公共料金、家賃、食費、洋服、お出かけやランチなど。そのため支出の金額も常に変動するので、それをいちいち管理するのはとても大変です。

リボ払いを使えば、そうした「めんどうな家計の管理」を一定にすることができます。こうすることで、仮に年末年始や仕事・趣味で大きな支払いが発生した時も、上手にやりくりしやすくなります。めんどうくさがり屋さんにこそ、リボ払いはオススメなわけです。

リボ払いを上手に使う方法は「平均利用額+α」を設定すること!

とはいえ、単純に家計管理をめんどうくさがると、リボ払いの設定金額以上のお金を毎月使い、結果カード払いに…という悲劇につながりかねません。それを防ぐには、ぜひやっておきたいことがあります。それが、「普段クレジットカードで支払う金額の平均値を知る」です。もっといえば、支出の平均を知るということでもあります。

3か月〜半年、あるいは1年ほどをかけて、毎月のクレジットカードの支払い金額をチェックしてみましょう。その平均値を計算してみて、出た金額が皆さんの支出の平均額です。リボ払いを設定する際は、この平均支出額よりやや多めの金額を設定してみましょう。こうすることで、万が一大きな買い物が発生した場合にも十分対処できます。

AD

繰越返済で余計な返済残高を0にする!

ボーナスや臨時収入などが入ったら、ぜひやってほしいことがあります。それはリボ払いの「繰越返済」という制度です。名前の通り、一時的に支払額をアップさせることで、返済残高を大きく減らすことができます。リボ払いで忘れがちなのが、利用額+金利手数料を毎月支払っているということ。返済残高が多ければ、その分手数料も高くなります。普段よりも収入が多かった月に返済残高が残っているのなら、ぜひ繰越返済を有効活用しましょう。

まとめ

クレジットカードの気になる支払い方法、「リボ払い」を解説しました。一括払い、分割払いより考えることも多く複雑ですが、計画的に使うことで日々の家計管理がとても楽になります。クレジットカードの平均利用額を把握した上で、ぜひ一度試してみてください。