徹底解説!Apple Pay(アップルペイ)の便利な使い方

2016年に日本に上陸したApple Pay(アップルペイ)ですが、2019年10月1日からの消費税率引き上げに伴うキャッシュレス還元の開始を受けて、利用方法を検討している人も多いと思います。ここでは、Apple Payの始め方から、便利な使い方までをご紹介したいと思います。

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Apple Pay(アップルペイ)の利用手続き

名前を聞いたことはあるけれど、まだ設定もしたことがないなんて人のために、Apple Payの始め方をまとめました。

「Apple Pay」とは?

Apple Payは「iPhone7」、「iPhone7 plus」、そして「Apple Watch Series2」の発売とともに、2016年に日本でのサービスを開始しました。非接触型の決済サービスで、店頭のレジにある専用リーダーにiPhoneやApple Watchをかざすだけで支払いができるという仕組みです。

どうやって始めたらいい?

Apple Payを使うには、まず必要な環境を整え、クレジットカードやプリペイドカードなど使用したいカードをウォレットに取り込む登録作業が必要です。ちなみにApple Payの利用に必要な環境とは、iPhone7以降(Apple Watch Series2以降)のデバイスと、Apple IDの取得です。Apple Payには最大8枚~12枚のカードの登録が可能なので、iPhoneのウォレットに取り込んでしまえばかさばるカードを持ち歩かなくて済むので、財布もスッキリして便利ですね。

カードの取り込み方法

まず、Walletアプリを立ち上げ、画面右上の「+」ボタンをタップ。登録したいカードをスキャンすると、セキュリティコードの入力を要求されます。セキュリティコードは、通常カード裏面に記載されている3桁の数字のことですが、アメックスの場合は表面に表示されている4桁の数字になります。セキュリティコードを登録すると、最終段階としてSMSに8桁の認証番号が届きますので、これを入力すればApple Payが使えるようになります。ちなみに複数のクレジットカードが登録できますが、最初に読み込んだカードが主に決済に使われる「メインカード」になります。もちろん一度登録した後でもWalletアプリでメインカードを変更することは可能です。

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Apple Pay(アップルペイ)の使い方

使用したいカードが登録できたら早速便利な決済方法を使ってみましょう。ここでは利用シーンに合わせて決済方法を説明します。

店舗編

Apple Payが使えるお店は、コンビニやスーパー、ガソリンスタンド、家電量販店や飲食店など多岐に渡ります。iPhoneのマップアプリを使えば、利用できる店舗を検索することもできます。Apple Payのマークがある店舗のレジならどこでも利用できますが、もしブランドマークが無くても、iD(アイディー)やQUICPay(クイックペイ)、 Suica(スイカ)などの電子マネーのロゴマークのある店舗ならApple Payでの支払いが可能です。ウォレットに登録したカードの種類によって、利用できる電子マネーの種類が異なります。電子マネーの種類によっては対応していない店舗もあるので、ウォレットには対応電子マネーの種類が異なるクレジットカードを複数登録しておけば、それだけ使える店舗も増えて便利です。
利用する際は、まずレジで、「iDで払います」「Suicaを使います」のように、使いたい電子マネーの種類を店員に伝えます。クレジットカードの切り替えはその場で簡単に行えます。iPhoneの画面にはカードの種類と一緒に電子マネーのロゴマークも表示されます。店員が操作を終えて準備が整ったら、リーダーにiPhoneの上部をかざすだけ。決済音が鳴ったら支払いは完了です。

交通編

交通サービスでApple Payを利用する方法=Suicaの使い方を紹介します。Apple PayでSuicaの利用するには、すでに持っているSuicaカードをWalletに取り込む、もしくはSuicaアプリを新規発行する2種類の方法があります。Suicaカードを取り込む場合、クレジットカードと同様に、Walletアプリでスキャンして追加します。取り込めるSuicaカードは、Suica(無記名)、My Suica(大人用記名)、Suica定期券(通勤・大学)の3種類です。Suicaカード裏面に記載されているカード番号の下4桁を「カード番号」欄に入力。My SuicaやSuica定期券の場合は、生年月日も入力しスキャンすれば取り込み完了です。Suicaカードのスキャン完了後は、SuicaのID番号が変わり、デポジット(500円)はSuica残高として返金され、プラスティックカードは使えなくなります。オートチャージ設定は引き継がれませんので、再設定が必要になります。Suicaアプリで新規発行する場合は、モバイルタイプになるためデポジットの500円は不要です。Suicaアプリをダウンロードしたら、手順に沿ってSuicaを発行すればOKです。1点だけ注意したいのは、SuicaはQUICPayとは異なり、事前にチャージ(入金)した分しか利用できないという点です。そのため残高管理は必要不可欠なのですが、Apple Payであれば面倒な残高管理もWalletアプリを開きSuicaをタップするだけで残高が表示されます。加えてオートチャージ設定をすれば、残高を気にせずに利用できるのでお勧めです。しかし、オートチャージ設定ができるのはビューカードのみとなりますので、合わせて検討してみてください。
そのほか、WEBサービスやアプリでも、支払い方法の画面に「Apple Pay」ボタンさえ表示されていれば、海外を含めどのサイトでもApple Payの利用が可能です。

お得なポイント

残念ながら、Apple Pay(アップルペイ)を利用したからといって、お得にポイント貯まる!といったカードは今のところ存在しませんが、Apple Payを活用するのであれば、まず登録可能なクレジットであること、そしてポイント還元率が高いこと、そして年会費がかからないことを選択基準にするとよいでしょう。ここではそれらの基準を満たす、Apple Payと相性が良いクレジットカードをまとめました。

クレジットカード決済時に使う電子マネー還元率年会費
楽天カードQUICPay1.0〜3.0%永年無料
JCB CARD WQUICPay1.0〜3.0%永年無料
dカードiD1.0〜3.0%永年無料
VIEW Suica カードSuica0.5〜1.5%477円
※条件次第で実質無料に

まとめ

Apple Pay(アップルペイ)には、普段から利用しているクレジットカードを取り込むのはもちろん、よく利用する電子マネーに対応するクレジットカードをサブカードとして複数登録すると、Apple Payを使える店舗やサービスが広がります。何よりも、Apple PayはiPhoneのウォレットに取り込んでしまえばかさばるカードを持ち歩かなくて済むので、財布もスッキリして便利です。また、交通系サービスでも活用できるようにSuicaの設定はおすすめです。手元のiPhoneやApple Watch一つ持っていれば、財布代わりとして大活躍しますよ。