ガソリン代やETCやレッカーなど、車に乗るなら持つべきクレジットカード

行楽シーズンは何かと車の移動が増えますが、そんな時、現金でガソリンを給油すると、途端にお財布が寂しくなってしまうことも…
あなたもそんな経験があるのではないでしょうか?

しかし、もしガソリン代をクレジットカードで支払うだけでお得になる話があったら興味ありませんか? 今回は、ガソリンの給油やロードサービスで選ばれるお得なクレジットカードをご紹介します!

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クレジットカードで給油した方がお得なケースが多い!

あなたは、ガソリンスタンドで給油をする場合、どんな支払い方法を使っていますか?おそらく多くの方は『現金』で支払っているのではないでしょうか。

確かに、ガソリンスタンドによっては『現金会員カード』と呼ばれるカードを発行し、店頭表示価格から1リットルあたり数円引きを行っているところも多く、 一見『現金払いが最もお得』に見えますので、現金で支払っている方が多いのも無理はありません。

しかし、ガソリンスタンドによっては現金で支払うよりも、クレジットカード払いの方が『お得』になることが多いのです。

大抵のクレジットカードにはポイントプログラム機能が付帯しています。 クレジットカードの利用金額に応じて、所定の割合でポイントが付与され好きな商品などに交換できる仕組みです。 1ポイントあたりの価値を計算すると、還元率によっても異なりますが現金で給油するよりも安くなるケースが多いのです。

またガソリンスタンドが発行しているクレジットカードを使うと、請求時に〇〇円引きなどというキャンペーンを行っている場合もあります。 つまり、ガソリンスタンドで給油をする場合は、現金で支払うよりもクレジットカードで支払ったほうがお得になるケースが多いことを意味します。

では実際にシミュレーションをしてみていきましょう。

【シミュレーション】ガソリンを10リットル給油した場合の例

では実際に良くあるガソリンスタンドのガソリン価格に置き換えてシミュレーションをしてみましょう。

現金 vs クレジットカード 比較

1リットルあたり153円のガソリンスタンドで10リットルのガソリンを給油

  • 現金払い:1リットルあたり1円引きの割引を受けられる
  • クレジットカード払い:100円につき1ポイント(=1円、還元率1%)付与される

上記ガソリンスタンドの場合、現金払いの場合は、153円×10リットル-10円=1,520円です。一方でクレジットカード払いの場合は、153円×10リットル=1,530円となります。

一見すると、現金払いの方が10円安いように見えますが、カードのポイントが付与されるため、1,530円×0.01≒15円の引きとなり実質1,515円で給油できた事になります。

つまり、ガソリン価格が1リットル100円以上なら、1リットル1円の割引よりも還元率1%のクレジットカードで支払った方が必ずお得になります。

しかも、ガソリンスタンドによっては、自社のクレジットカードや提携している特定のカードで支払うことによって更に多くの恩恵を受けられるケースも。 この場合は現金や一般のクレジットカードでは到底太刀打ちできないほどお得になります。次のケースを見ていきましょう。

現金 vs 特定の優遇クレジットカード 比較

1リットルあたり153円のガソリンスタンドで10リットルのガソリンを給油

  • 現金払い:1リットルあたり1円引きの割引を受けられる
  • クレジットカード払い:100円につき1ポイント(=1円、還元率1%)付与される
  • 特定のクレジットカード払い:1リットルあたり5円引きの割引を受けられる

このケースでは、現金とクレジットカードの実質支払額は上記と同じく、それぞれ1,520円と1,515円です。

これを特定の優遇クレジットカードで支払った場合、153円×10リットル-50円=1,480円となり、現金払いと比べて40円、クレジットカード払いと比べて35円もの差がついていることが分かります。 さらに、ガソリンスタンドやクレジットカードによっては更にポイントが付与され、もっとお得になることも。

このようにガソリンスタンド自社で発行しているクレジットカードを利用する場合、現金払いよりもかなり安くガソリンを給油する事ができます。 もし、今まで現金で支払っていた場合は、これを機にクレジットカード払いに切り替えることをオススメします!

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ガソリンスタンドで頻繁に給油をするならこのカード!

ここでは、ガソリンスタンドで頻繁に給油をするなら絶対にオススメのクレジットカードを2枚ご紹介します。

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リクルートカード

まずオススメするカードはリクルートカードです。

リクルートカードは、年会費が永年無料なので、持っているだけでも一切損をすることが無いクレジットカードです。 国際ブランドはVISA・MasterCard・JCBの3種類から選べ、VISA・MasterCardのどちらか+JCBカードという形で2枚持つこともできます。

肝心のポイント還元率は1.2%と業界トップクラスの還元率を誇っており、仮に10,000円分の給油をリクルートカードで支払った場合、120ポイントが付与される計算になります。 貯まったポイントは共通ポイント『Ponta』に交換することができ、昭和シェル石油では給油にPontaポイントを使えるので、ポイントをそのまま支払い時の値引きに充てられます。

ちなみにリクルートカードはガソリンスタンドに限らずどんなシーンでもポイント還元率が1.2%の高還元率カード。 コンビニやスーパーでの買い物といった普段使いでもお得にポイントが貯まりますので、リクルートカードをメインカードにしてポイントを貯め、時々のガソリン給油はポイントで支払う… なんて使い方もいいですよね。

シェル-Pontaクレジットカード

つぎにオススメなカードはシェル-Pontaクレジットカード。これは、昭和シェル石油と提携している石油系クレジットカードです。

年会費は初年度無料、次年度以降1,250円(税抜)が発生しますが、年1回でも昭和シェル石油を利用した場合は次年度も無料になります。 国際ブランドはMaster CardとVISAのどちらかを選べますが、リクルートカードとは異なり、1枚しか持てません。

ポイントは、昭和シェル石油で給油した場合、1リットルあたり2ポイント(月150リットルまで)が付与されるほか、VISA/Master加盟店では100円につき1ポイントが加算。 貯まったポイントは『Pontaポイント』としてPonta加盟店で1ポイント=1円として利用できます。さらに、Ponta加盟店では、通常ポイントに加えクレジットポイントも加算されるので、積極的にシェル-Pontaクレジットカードを使うと、よりお得になります。

車のお出かけにはETCカードを!

車でお出かけをするのであれば、ETCは必需品です。ETCカードはクレジットカードと紐づいて発行されるため、使った分だけクレジットカードのポイントが貯まる仕組みになっています。

シェル-PontaクレジットカードはETCカードの発行手数料・年会費とともに無料、リクルートカードはJCBブランドは発行手数料・年会費とともに無料ですが、Master/VISAブランドのみ発行手数料1,000円(税別)が発生します。(年会費はかかりません)

もしETCカードを持っていないのであれば、クレジットカードと同じタイミングでETCカードを発行すると、よりカーライフが快適になります。 是非この機会に作ってしまう事をおすすめします。

万が一のトラブルに備えて!ロードサービス付きのクレジットカード

高速道路の上事故にあったり故障してしまった場合、どうしますか?

助けを求めたくても、助けを求められる状況では無いといったケースも多く、ほとんどの人は頭を抱える事に…そんな時に役立つサービスがロードサービスです。

ロードサービスとは、バッテリーが上がってしまったり、燃料が切れてしまったり、積雪によって立ち往生してしまったり、といった車が動かせない事態に陥った時に救援に来てくれるサービスのことです。その場で簡単な救助措置を施したり、重症の場合はレッカー車で修理工場などに運び、直してくれたりします。

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一般的なロードサービスの相場

いざという時に本当に頼りになるロードサービスですが、当然無料ではありません。 今回は、JAF(ロードサービス提供会社)の中でも比較的多い依頼内容の中から代表例として3つのトラブルと、一般的な相場を見てみたいと思います。

まず、一般道でのキー閉じ込めの事例から。キー閉じ込めの場合、14,490円が発生します。 次に、同じく一般道でバッテリーが上がってしまった場合は12,880円が発生する上に、バッテリーの交換が必要になった場合、別途バッテリー代を負担しなければなりません。 最後に、高速道路での燃料切れのケースですが、16,460円に加え通行料が請求されます。

このように、ロードサービスを依頼するとかなり高額なお金を支払わなければなりません。 しかし、クレジットカードにロードサービスが付帯している場合、この費用を払わなくても良いケースがあるのです!

ロードサービスが付いているクレジットカードでおトクに『ENEOSカード』

ENEOSカードとは、ENEOSが発行している石油系クレジットカードです。

年会費は初年度無料、次年度以降1,250円(税別)が発生します。 なお、Sタイプのみ前年度に1回でも利用があれば無料です。 国際ブランドはVISAとJCBのみ。ENEOSカードにはC・P・Sの3タイプがあり、今回はオススメのPとSタイプを紹介します。

ENEOSカードP

まずENEOSカードP。このカードはポイントタイプと呼ばれるもので、ポイントが貯まりやすいカードです。

ENEOSカードPの最大の特徴は、充実のロードサービスと高いポイント還元率! ENEOSで利用した場合、1,000円ごとに30ポイント、ENEOS以外で利用した場合は1,000円ごとに6ポイント貯まります。 つまり、ENEOSでの利用に限定されるものの還元率3%という超高還元率カードなのです!

また、貯まったポイントは、1,000ポイント=1,000円分としてキャッシュバック(利用代金と相殺)される点も優秀。 貯める時も使う時も、特に意識せずにお得になる仕組みです。

ENEOSカードS

次にENEOSカードS。このカードはスタンダードタイプと呼ばれています。

ENEOSで給油する際、このカードを提示するといつでも1リットルあたり2円引きになります。 ポイントサービスも充実しており、ENEOSでカーメンテ商品を買うと1,000円につき20ポイント、ENEOS以外で利用すると1,000円ごとに6ポイント貯まります。 貯まったポイントはENEOSカードP同様、キャッシュバックされます。

ポイント還元率はENEOSカードPに一歩劣りますが、充実のロードサービスが付帯されていながら年一回以上の利用で年会費無料と、 ENEOSが近くにない人であってもメリットの多いクレジットカードになっています。

ENEOSカードで受けられるロードサービス

最後にENEOSカードで受けられるロードサービスを少しだけ紹介します。

まずロードサービスが適用される条件ですが、『車両総重量3t未満かつ四輪自動車』のみが対象です。 基本的にENEOSカードで受けられるロードサービスは、作業が30分以内に終了する場合のみ無料、レッカー移動も10kmまでは無料です。 例えばキー閉じ込めや燃料切れを起こした場合でも、無料で救援してくれます。

ただし、部品代やガソリン代は実費ですので、完全には無料ではありません。その点だけ注意しておきましょう。 ENEOSカードをはじめJAFなどで受けられるロードサービスはあくまでも簡易的なものです。ロードサービスを受けることがないよう、常にガソリン状態などに気を配っておくと良いでしょう。